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調理師免許や警備員に、「麻薬、大麻、覚せい剤等の使用者でない診断書」が必要な理由

懐中電灯を持つ警備員のイラスト(女性・暗闇)
就職や、免許を取ったときに、診断書を求められることがあります
 
通常は、内科などに行って一般的な検査(血液検査、尿検査、レントゲン検査など)と、診察を受けるのですが、時々
 
上記の者は、麻薬、大麻、あへん
又は覚醒剤の中毒者ではないものと診断します。
 
などという文言で診断書が必要な場面があります
 

「薬物の中毒者でない」診断書が必要な業種

調理師、警備員、美容師などでは、この診断書が必要になる傾向があるようです
 
 
アルコール依存症はさておき、世の中の99%の人間は、麻薬や覚醒剤の乱用とは無縁の生活を送っているでしょうから、この診断書に意味があるのか?といったところです
 
 
正直、調理師、警備員だけじゃなく、どの職業でもこれらの乱用者は社会的に受け入れ難い存在なので、なぜこれらの業種だけがこの診断書を必要とされ、他のサラリーマンや技術職には必要ないのかは疑問があります
 
 
ちなみに乱用薬物とは
麻薬=モルヒネ、ヘロイン、MDMA等(合成麻薬)
等=トルエン、シンナー、クロコダイル etc...
あたりを指します
 
中でもヘロイン覚醒剤精神依存(摂取したいという欲求)は群を抜いて激烈で、この薬物の多幸感を味わったら最後、身を滅ぼすまで自分では止めることができない。
 
また、ヘロインは身体依存(下痢・発汗・めまい等)も強く、抜け出すには一生枷を追って生きなければいけない。
 
と、大学の講義で習いました。こわやこわや・・・
 

結局、何故かはわからない

すいません、横道にそれました
 
結論から言うと、ソースがないため
業種によりこの診断書が必要な理由はわかりません
 
依存度が高いと仕事にならないのは当然でしょうが
 
それはやはり他の業種にも言えることなので・・・
 
ただ、雇用者の立場から考えたときに
本人が薬物乱用をしていないという証明は、一定の安心材料にはなりますね。
 

診断書はどう書かれるのか

ちなみに、医療者側としてこの診断書をどう書くかということですが、厳密な作成基準はありません。
 
基本的に対面での問診・診察のみとなります(!)
 
実際の薬物中毒者疑いの患者には、採尿をしてトライエージと呼ばれる乱用薬物のスクリーニングをすることもありますが、健常者にすることはほとんどありません
 
問診で、乱用薬物を使用しているか聞き(している人は、そもそも肯定しないと思いますが)、腕の注射痕を見て確認する程度ですね。
 
「一定の安心材料」にもなりませんね、ごめんなさい
 
診断書は2,000~3,000円程度で発行されます
 
 
数秒問診しただけで書かれるペラ紙1枚が3000円!
いちいち高くて嫌になりますよね(医者様様です
 
 

診断書は、最寄りの診療所へどうぞ

そんなわけで、内科・外科系の診療所に行けば、大概書いてもらえます。
 
 
こんな紙、意味ないじゃん・・・と思っても、組織の要求には応えないといけない。
 
働くためには、様々な不条理を乗り越えないといけないのですね
 
 
とはいえ
くれぐれも違法薬物はダメ、ゼッタイ!