調理師免許や警備員に、「麻薬、大麻、覚せい剤等の使用者でない診断書」が必要な理由
就職や、免許を取ったときに、診断書を求められることがあります
通常は、内科などに行って一般的な検査(血液検査、尿検査、レントゲン検査など)と、診察を受けるのですが、時々
『上記の者は、麻薬、大麻、あへん
又は覚醒剤の中毒者ではないものと診断します。』
などという文言で診断書が必要な場面があります
「薬物の中毒者でない」診断書が必要な業種
調理師、警備員、美容師などでは、この診断書が必要になる傾向があるようです
正直、調理師、警備員だけじゃなく、どの職業でもこれらの乱用者は社会的に受け入れ難い存在なので、なぜこれらの業種だけがこの診断書を必要とされ、他のサラリーマンや技術職には必要ないのかは疑問があります
ちなみに乱用薬物とは
等=トルエン、シンナー、クロコダイル etc...
あたりを指します
また、ヘロインは身体依存(下痢・発汗・めまい等)も強く、抜け出すには一生枷を追って生きなければいけない。
と、大学の講義で習いました。こわやこわや・・・
結局、何故かはわからない
すいません、横道にそれました
結論から言うと、ソースがないため
業種によりこの診断書が必要な理由はわかりません
依存度が高いと仕事にならないのは当然でしょうが
それはやはり他の業種にも言えることなので・・・
ただ、雇用者の立場から考えたときに
本人が薬物乱用をしていないという証明は、一定の安心材料にはなりますね。
診断書はどう書かれるのか
ちなみに、医療者側としてこの診断書をどう書くかということですが、厳密な作成基準はありません。
基本的に対面での問診・診察のみとなります(!)
実際の薬物中毒者疑いの患者には、採尿をしてトライエージと呼ばれる乱用薬物のスクリーニングをすることもありますが、健常者にすることはほとんどありません
問診で、乱用薬物を使用しているか聞き(している人は、そもそも肯定しないと思いますが)、腕の注射痕を見て確認する程度ですね。
「一定の安心材料」にもなりませんね、ごめんなさい
診断書は2,000~3,000円程度で発行されます
数秒問診しただけで書かれるペラ紙1枚が3000円!
いちいち高くて嫌になりますよね(医者様様です)
診断書は、最寄りの診療所へどうぞ
そんなわけで、内科・外科系の診療所に行けば、大概書いてもらえます。
こんな紙、意味ないじゃん・・・と思っても、組織の要求には応えないといけない。
働くためには、様々な不条理を乗り越えないといけないのですね
とはいえ
くれぐれも違法薬物はダメ、ゼッタイ!